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更新日:4月14日


めぐる / meguru        



2024年1月、個展「流轉」にて展示した作品。



人生、巡り巡ってまた戻る。


"原点回帰"なんて言葉もあるけれど、ただ戻ってくるのではなく、


戻ってきた時にはひと回りもふた回りも成長した自分になっている。



その繰り返しが、自分を創り上げる。



そんなイメージを描きながら、書いた作品。




 

観た瞬間「これだ!」と感じました。



と語ってくれたのは、「巡」をお迎えいただいたお客様。



お話を伺うと、なんとパラグアイから


ご両親が日本に戻ってこられるタイミングで


その記念に「巡」を贈りたいとのこと…!




限りなく移り変わるという意味の「流轉」を人の一生になぞらえて「巡」の一字に込めて


表したこの作品は、遥か地球の裏側からやってくるご両親にもぴったり!と、


大変喜んでいただきました。



私が「巡」へ込めた想いと、お客様がご両親へ寄せた想いがシンクロして、


作品の前で立ち尽くされていた姿が印象的でした…!



 

親から子へ。そして孫へ。

さらにお話していくなかで、


「両親に贈った作品は、いずれ自分たち、そして自分の子どもたちへと

引き継いで、まさに家族を巡っていく作品にしたいです。」


と、嬉しいお言葉もいただきました。




国境を越えて、世代も越えて、

受け継がれていく書作品。



ということですね。なんて素敵なんでしょう。

嬉しすぎます…!!




書は、丁寧に扱えば、いつまでも残り続けます




私は、いくつもの世代を越えて愛される書作品を目指して、


使う素材や仕立て方にこだわって作品づくりをしています。



ひとつのご家族のなかで、私の書を通じて物語が紡がれていくことは、


私が書を仕事としている大きな目的のひとつでもあります。



その想いを、作品を通して受け取ってくださったことが本当に嬉しいですし、


世代も、国境も越えて愛される。そんな書作品を今後も生み出していけるように、


引き続き精進していきます…!


 
 
 

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